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エロゲーマーによるエロゲーマーのためのPCオーディオ考察 Part1 

CATEGORY【PCオーディオ

今回はPCで音楽を再生する際のプレイヤーについて書きたいと思います。

AKG K701、サウンドカードについて以前書いた記事はこちら↓
http://xmushokutoumeix.blog.2nt.com/blog-entry-150.html


事の発端はSORAHANEさんが1月に出した処女作AQUAの体験版をプレイした事に始まる。
AQUA -SORAHANE ソラハネ- 『AQUA-アクア-』はじめました。「命」と「絆」の近未来学園ヒューマンビジュアルノベル
AQUA.jpg
タイトル画面↑でかかる曲(この画面に合う優雅で澄んだ曲です)が
気に入ったので製品発売まで(初回版にサントラ封入)は体験版のデータを
拾いあげてライブラリに入れて聴きまくろうと思い、拾い上げたデータを
winampで再生してみたらゲームを起動させて聴いていたのと音が違う。

具体的に言うとwinampで再生させた方が高音部が突出していて音に広がりがない
再生ファイルが同じなのに何故鳴り方が違うのか?
ゲームエンジンの方でエフェクトでもかけているのだろうか?とも考えたのですが
プログラマーでもないですからその辺の事は分かりかねますし、
ネットで質問してもまともな回答が返ってこなかったので
その場は追求を諦め、サントラ手に入るまではアプリを立ち上げて聴くことで
我慢する事にしました。(こちらの方がバランスがいい)


それで暫くはこれらの事を忘れていたのですが、星メモをプレイした時に
こちらも曲がよくてすぐにサントラを買いに走り(一つ前の記事参照)
聴いてみたらこれもゲームのサウンドモードと音が違う。
ミックスやアレンジによって曲調が変わる事はありますがBGMをわざわざ
Remixはしないだろうとタカをくくっていたので、これは意表。

そもそもなんでゲーム中で再生されていた曲と同じ鳴り方をしない事に
そこまで執着しているかというと事の起源が永遠のアセリア
※ネタバレ注意
異世界に飛ばされ妹を拐われ言葉の通じない土地で戦いを強要され
幼馴染と殺し合う事になり、やっとの事で取り戻した妹と永遠の別れになる
どころか記憶からも消し去られてしまうというえげつないシナリオのなかで
それでも大切な人を守るためにその選択肢を受け入れさらなる戦いに
向かう主人公と待ち受ける因縁の敵 ここまでネタバレ※

自分のやったエロゲーの中では一番感動した作品で
そのラストバトルでかかる曲にはその作品で積み重ねてきたものが
全て載っているような感じがして心が打ち震えるのです。
だものでよくサウンドモードでその曲を聴いてその時の感動をリフレインさせて
いたのですが、永遠のアセリアspecial edition購入した際に封入物で
ボーカルCD集があったので そっちの方が手軽に聴けるじゃんとリッピング
してみたら音が違っていて、微妙に違うだけなんですがその微妙に違うだけで
ゲームプレイした時の感動が蘇ってこなかったのでこれはあかんと封印。
ボーカル集なんでリマスタリングしてる可能性もあるのでこれについては追求
しなかったのですが、以来ゲーム中の曲を原曲とするなら原曲で聴かないと
気が済まない体質になってしまいました。

話を戻しますが、なら星メモもサウンドモードで聴いとけよって話なんですが
それじゃ折角サントラ買ったのに勿体無いですし一元管理できた方が便利なので
何か方法はないのかと色々調べてみたなかで一番参考になったのが↓
http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/software/1237191021/
これによるとそもそもwin環境でプレイヤーによって音が変わるのは当たり前らしい
ソフト側の内部でアップサンプリングしたりエフェクトかけたりしていると
音は変わるし、windowsのカーネルミキサーを通す事でも変わるらしい。

大抵のソフトウェアではDirectsound(以下DS)で出力しているのですがこれは
カーネルミキサーを通す仕様
逆にカーネルミキサーを通さない出力方法にASIOとWASAPIというのがあって
ASIOは専用のサウンドカードを使うか擬似的に再現
WASAPIはwindows7であれば使える出力方法らしい

自分の使っているサウンドカードはDelta1010という奴でネイティブでASIOに
対応。OSも奇しくもwindows7なのでじゃあ全部試してみるか
と思って上のスレで挙がってるソフトをいくつかチョイスして
聴き比べしてみることにしました。

使用したソフトはこちら
winamp (DS)
Frieve Audio (DS ASIO)
foobar2000 (DS ASIO WASAPI)

他にも
KMPlayer+ReClock
uLilith
と有力なのが挙げられてますが今回は除外
一番メジャーなWindowsMediaPlayerはDS出力で、DS出力している限り大体
どれも同じような鳴り方をするので除外

winampもFrieve Audioも特に設定するところはなし
foobar2000はできる事が多い分設定がややこしいですが今回は目的の出力方法が
使えればいいので最低限の設定で使用。
最初にインターフェースデザインを選び(自分はlibrary+playlist+visualization)
ASIOとWASAPIのコンポーネントをフォルダにほりこみ出力方法を指定するだけ
foobar.jpg

さてそれでは実際の聴き比べ
聴き比べには星メモのサントラよりHappy☆Happy School Life.wavを使用
方法としては原曲を数時間延々とループ再生させて体に染み込ませた後
該当曲を再生。高音部に主体を置き中低音がどれだけ鳴るか、音の広がりは
どうかで判断

結果としては
・DSで出力すると高音部が飛びぬけ中低音が沈み音の広がりが小さい
・WASAPIだと原曲より若干高音部が中低音に埋もれ全体的に音が丸い
・ASIOだと大体DSと原曲の中間くらい

数値にすると
音が硬い
 ↑
winamp、Frieve Audio、foobar2000のDS出力(1)
 ↑
foobar2000のASIO出力(3)
 ↑
Frieve AudioのASIO出力(5)
 ↑
 ↑
 ↑
原曲(10)
foobar2000のWASAPI出力(11)
 ↓
音が丸い
こんな感じ

他に同じサントラの曲の「同じ星に生まれて」と「ふたりの未来」で
試しましたがfoobarのWASAPI出力が11→12と丸く聴こえるくらいで
大体同じ鳴り方。
ほぼ原曲と同じバランスで鳴るのでこれはこれで良しとして次

星メモではwavとogg(原曲の方に収録されていたフォーマット)で比べて
近い鳴り方をしましたが、では同じファイルで比べてみたらどうだろうと
最初のAQUAに戻って再度試聴

やり方も星メモ時と同じで延々聴いてから高音部主体でその他を調査。結果は
音が硬い
 ↑
winamp、foobar2000のDS出力(1)
foobar2000のASIO出力(2)
foobar2000のWASAPI出力(3)
 ↑
 ↑
 ↑
原曲(10)
 ↓
音が丸い
(Frieve Audioはoggを再生できるようにしていなかったので除外)

星メモもAQUAも原曲にしろDS出力にしろ出力方法毎に同じような傾向、バランス
で鳴っていたので、WASAPI出力も同じような鳴り方をするかと思いきや
wavとoggで全然違う。
これはfoobarのoggデコーダーに原因があるかもしれないけど、oggのデコーダー
は入れ替えられないのでこれ以上の追求ができず。

ただ元々の目的が原曲で鳴るライブラリの構築なのでwav音源が手に入って
それが原曲と同じように鳴れば問題ないのでこれ以上の調査はAQUAの製品版を
回収してからにしようと思います。(まだ未回収なので)

それで原曲と同じように鳴らないならゲームエンジンの違いとかが入ってきて
さらに調査の対象を広げないといけなくなるので避けたい事態ではありますが
必要があればそれも含めて次回part2で報告したいと思います。

AKG K701 

CATEGORY【PCオーディオ

けいおん第二期放送に先駆けて今年2月に新調したのが

K701a.jpg
K701b.jpg

このヘッドフォン AKG K701
made in Austria かっこぇ~♪
通称(?)は「澪ヘッドフォン」

なぜ澪ヘッドフォンというかはこちらを参照
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50838290.html

まぁけいおん第二期に先駆けてなんて書きましたが、ヲタ受け狙って書いただけで
澪萌えしたから買ったという訳ではありません。

先の記事で自宅の環境晒しましたが、普段はKENWOODのスピーカー使ってます。
が、寄る年波のせいか耳が遠くなって
とあるCDをかけていたとき
「あれ?ヘッドフォンと比べて音が足りねぇ」と感じ
何度かヘッドフォンと聴き比べをしたんですがやっぱり足りない。
(当時使ってたヘッドフォンはSONYのMDR-CD380)
幸いうちは一戸建てなのである程度スピーカーの音量あげても問題ないのですが
ボリューム上げても低音の波動で高音がかき消されてバランスが悪くなる始末。

友人に貰ったもので元々質はそんなに良いものではないらしく
音響機器は末端にいくほど音質の変化が大きいので買い替えようかと
も思ったのですが



どうせエロゲーメインですしね



大音量で鳴らせないスピーカー買い換えるよりヘッドフォン環境に
移行したほうがいいわ
ということで暫くMDR-CD380使ってたんですが、やっぱりというか耳が痛くなりまして
MDR-CD380は密閉型のため空気圧による鼓膜へのダメージが大きく
一時間くらい使用すると耳鳴りがしてとてもじゃないけど使ってられない。


そんなこんなで「耳が痛くならない」に重点をおき色々サイト巡ってたら
開放型(オープンエアー)のものがどうもいいらしいという情報を得
お薦めとして紹介されてたオーテクのヘッドフォンをベースに
価格.comで調べまくって最終選考に残ったのが

AKG K701 62Ω
AKG K601 120Ω
ゼンハイザー HD650 300Ω
ゼンハイザー HD595 50Ω
オーディオテクニカ ATH-AD2000 40Ω
オーディオテクニカ ATH-AD1000 40Ω

何Ωと書いてるのはインピーダンス(抵抗値)で
数値が高いほどノイズが少ない代わりに アンプでの同一出力値での
音量が小さくなります。
高級ヘッドフォンは高Ωのものが多く
通常のアンプや再生機器では音量がとれないため音響マニアの間では
ヘッドフォンを使うときはヘッドフォンアンプを通すのが当たり前らしい。

当たり前らしいがヘッドフォンアンプにも音の癖があって
使ってるヘッドフォンを生かす組み合わせで選べ
とかいわれたらメンドクサイとしかいいようがない。

なので既に所持しているアンプで再生可能な範囲ということで
この段階で HD650 と K601 が候補から脱落。

残りは実際に試聴して選ぼうということで大阪で品揃えがよく試聴も可能のお店
e☆イヤホンさんへ
Sofmapの2号店知っていたら探すのには苦労しない
基本店舗さんが用意した曲が流してありますが
自分が用意したソースでの試聴も可能
音源忘れても好みを伝えれば対応した曲の入ったipod貸してくれます。親切♪

先に挙げた6点ももちろん完備
で、聴き比べた結果

HD595 は側圧が強く締め付けが痛い。
    イヤーパッドも小さいため空気が逃げず鼓膜が痛くなったので脱落

AD1000 側圧は緩く柔らかいフィット感 しかしヘッドパッドがバネ式で
    刺さるように痛い。結束バンド等で固定しての対応が人によっては
    必要だがなんとかできるので装着感については良い。
    音質については、高音は綺麗になるが耳元で鳴る感じ
    逆に低音は遠くで鳴るので非常に定位が悪い

AD2000 装着感はAD1000と同じ
    音質については実はこれが一番良かった
    低音も高音もしっかり鳴るしフラットでバランスよく鳴る
    しかし耳元で鳴る感じは相変わらずあるし音場の広がりでK701に劣る

K701 側圧はAD1000等よりは強め。価格.comのレビューにある
   ヘッドバンドのイボイボは自分は気にならず
   音質は高音がとにかく綺麗。きらめくような音と言ってもいい。
   音場の広がりも豊かだが視聴時ソースに低音が入っていなかった。

結果AD2000とK701で迷いに迷ったのですが K701もそこそこ低音鳴るとの情報が
あり、音場の広さ デザインの良さ AD2000の耳元で鳴る事への嫌気でK701に決定
並行輸入品でよければ今なら¥30.800で買えるようです。


☆以降はPCで使用時のレビュー

音源ソースは
Key Original Soundtrack より「鳥の詩」
minori Emotional Flutter より「Emotional Flutter」

再生環境は
Delta1010→AU-α205→MDR-CD380
Delta1010→AU-α205→K701
Realtek High Definition Audio→AU-α205→K701


【導入部:ヘッドフォンの違い】
Delta1010→AU-α205→K701の組み合わせで最初は接続
はじめはこんなもんかと思ったのですが20時間くらいエージング
したあたりから音が変わりはじめ今まで聞こえなかった音が聞こえるように。

ただ
Delta1010→AU-α205→MDR-CD380
Delta1010→AU-α205→K701
「鳥の詩」
で聴き比べた時K701のほうが聞こえやすいのですがCD380でも意識して音を探せば
同じ音は聞こえるし鳴り方も同じなので大して差は感じられず

一方
「Emotional Flutter」だと劇的な差があって
冒頭のピアノや弦楽が演奏されてる段でハッキリ違いが分かる。
細部まで肌理細やかに聞こえるうえに余韻の広がり方が素晴らしい。
生楽器を使ったソースだとK701は圧巻
逆にソースがチープだと真価を発揮できない感じ


【ついでに調べたサウンドカードの違い】
     Delta1010     →AU-α205→K701
Realtek High Definition Audio→AU-α205→K701

「鳥の詩」を聴き比べた結果だと「Realtek High Definition Audio」の方が
最初は聞こえがよかった。

こいつはオンボードサウンドだけど設定項目が多く
デフォルトでエコーが掛かってるのか音が多く聞こえるので
曲自体にボリュームが増えたように感じる
一聴すると良くなったように感じるがボーカルが沈むので鳥の詩には向いてない

「Emotional Flutter」を「Realtek High Definition Audio」で聴くと最悪

エコー?のせいか楽器の響きがぼやけて繊細さが失われる
逆に「Delta1010」は音楽制作用のモニター向けサウンドカードなので
味付けはないが、その分原音忠実なので綺麗
音に拘るならONKYOのでもいいので単体のサウンドカードを入れたほうがよさそう


【装着感・使用上の注意】
側圧については使ってるうちに緩くなるのでそのうち感じなくなります。
イヤーパッドも大きいので音圧による鼓膜へのダメージは小さいです。

ただし、PCで使用してる時だけかもしれませんが
音量を小さくしてると無音ノイズが大きくスピーカーで聴くより聴こえが悪いです。
また、無音ノイズによる高周波で鼓膜を痛めるので
ある程度のボリュームを出す必要がある。
ボリュームを出したほうが耳にも音にもいいので積極的に出しましょう。



そんなこんなで買って2ヶ月半ほど使用してますが
エロゲーでの使用感はどうかといわれると答えづらい。

そもそもエロゲーにそんな質のいいソースが使われているかというと


  _, ._
(;゚ Д゚)



という状態ですからw
今のところは耳にいいヘッドフォン+αくらいな感じでおわってますが
個人的には非常に満足しています。
この先を追い求めるならやっぱりヘッドフォンアンプ導入かな?
まぁ当分導入はないと思いますが
この記事に興味を持ったあなた!

あなたもおひとつどうですか?w